胃癌(st1B)体験記、ときどき映画

42才、胃癌(st1B/印環細胞)体験記。趣味は映画鑑賞です

ドラマ:死霊のはらわたリターンズ

監督:サム・ライミ
cast:
ブルース・キャンベル
レイ・サンティアゴ
ダナ・デロレンゾ

あらすじ:
あれから30年。酔ったはずみでうっかり死霊たちを復活させてしまったダメ中年・アッシュは、新たな相棒たちとともに、チェーンソー片手の血みどろバトルを繰り広げる。

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海外ドラマも好きです。

映画「死霊のはらわた」は別に好きでもなんでもなかったんですけど、このリターンズときたら…!!
もー好きな海外ドラマベスト3です。あとは2つモンクさんとブレイキングバッドです。

アッシュのダメな中年親父っぷりも本当に好きなのですが、あとのふたりのキャラも良くって、リターンズ2でパブロが死んだときはマジで泣きそうになりました。

それから、なんといっても血糊の使い方がすばらしいです。
もう、人間たちが死霊の大群に襲われるシーンなんて、右から左からだけじゃなくって、上からもめちゃくちゃに血が降ってきますからね。垂直に。
やっぱり、スプラッタコメディの醍醐味は血糊の使い方にあると思うのです。
スタッフのみなさんが一発勝負で血を撒き散らすという暴挙が、映画を盛り上げてくれるのです。

ところで体の一部が武器というのは、我々中二病にとっては非常に魅力的な設定なのですが、片腕チェーンソーは絶妙に格好いいです。
「死霊専用」てとこが、ほんとに絶妙です。

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長寿遺伝子 vs 癌遺伝子

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母の癌が発覚した時は、すでにst4だった。
詳しいことは知らない。
というか、母自身「ああ、末期癌ってことは長くないってことね」という理解があれば、詳細はどうでもよかったんだと思う。

私はもともと見た目も体質も母似なのだけど、引き継ぎついでに、40〜50代で癌になる遺伝子も引き継いだもよう。
まあ、二人とも喫煙者だったことも関係あるとは思うが。

反して父は、超・長寿家系。

爺ちゃん婆ちゃんとも100歳近くまで元気で長生きしてくれたし、父方の親族はみんなマジで元気。
「癌ってなんぞや」てくらいみんな元気なので、私の胃癌なんか、ほんとにめちゃくちゃ心配してくれた。

再発の可能性がある今、ここへきて、その長寿系遺伝子はほんとうに頼もしい。

突然変異(発癌)vs長老(長寿)の熱い戦いがどうなるか…。
とりあえず、全力で長老押しで…!!




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露骨にウイルスに舐められる

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たまにズンと落ち込むものの、
普段は、ほぼ術前と変わらない生活を送ってる。
まあ、胃のリサイズをしたくらいのものなので、再発さえしなければ実際大したことないんだと思う。

ただ、本当に風邪をひきやすくなった。
ウイルスから見ればカモネギというか、「あいつ、胃が小さいから狙い目」みたいになめられてるんだろう。

術後3回くらいは風邪ひいた。
年始は子供にインフルもらったので、正月駅伝は、急患の待合室で見る羽目に。
術前までは、家族が全滅しても私だけはインフルにかからなかったのに…。

とはいえ、発熱39度で買物行くっつー発想は胃癌あるあるだと思う。
(胃癌にくらべたらインフルごときwと思ってしまう)


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「ベイビー地獄で会おうぜ」

 40代日本人女性、ピロリ菌持ちからの胃癌st1。
胃の2/3を切除、ついでに胆嚢も。
術後の5年生存率は96%、再発率は15〜6%。

胃癌の教科書があれば、3ページ目くらいに出てきそうな、
それくらいよくある病例。
そんな自分の状態にはとっくに慣れたし、普段は忘れてる。
たまに、そういえば私5年後無事でいられるのかなって思うくらい。

術後、2ヶ月ちょっと。

いろんな感情やら体調やらを含めて、胃癌だったことにはすっかり馴染んでる。

ただ、置いていくことのできない荷物を抱えてる気分なのだ。

「生きてるだけで〜〜」って書いたような罪悪感も、
それから、もし、この先余命宣告されるような事態に陥ったとして、
「みっともない死に様を子供に見せずにいられるかわからない」という不安感も。


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「それは世界で何番目の悲劇だ?世界中で一番悲劇なのは誰だ?それを気にしてどうする?
誰だって悲しみを抱えてる。胸の奥に押し込んで、そうやって生きてる。胸の奥に押し込んでしまえば、鈍い痛みになる」

母が亡くなった時も、胃癌発覚した時も、そう言い聞かせて切り抜けてきた。

でも、いざ余命宣告された時、私はその悲しみを自分の胸にしまいきれるんだろうか。
私はそれくらいの強さを持ち合わせてるんだろうか。
子供の心に残るであろう私の姿は、ちゃんと笑っていられるだろうか。

「何かあったとろこで死ぬわけないし」じゃないのだ、マジ死ぬ。そんなとき自分がどうなるかと考えると、体に穴が空いたような、ひゅうっと凍るような感じがする。


ベイビー地獄で会おうぜ、なんて決めゼリフは言えなくてもいいから。
私が、私が思ってるより強い自分であることを願う


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胃の仕事量に比べて小腸ときたら…

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胃が1/3残ったおかげで、体の回復は早かった。
術後2週間くらいは食事のたびにグロッキーになったりしていたけど、それも徐々に少なくなった。
普通の和食ならだいたいOK、オイル系パスタとか揚げ物は、術後2ヶ月以上経った今でも、ちょっとヤバめ。
たまに、冷たいものを勢いよくあおったりすると反射的に逆噴射しそうになるけど、1/3の胃はがんばってくれている。

それにしても、今さら私が言っても仕方ないのだけど、人体の構造的に小腸に比べて胃の負担が大きすぎるんじゃないかと思う。
小腸はゆっくりゆっくりと栄養を吸収するので、身長の3倍くらいの長さなのです。って、ちょっと、盛ってんじゃないの。
もう少し吸収力をあげて短めにすれば胃の負担も減るし、そもそも身長の3倍って…。梱包材じゃあるまいし体内埋めすぎでしょ。


まあ、脂っこいものやらが食べれなくなってきたのは年齢的なものもあると思う。



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