胃癌(st1B)体験記、ときどき映画

42才、胃癌(st1B/印環細胞)体験記。趣味は映画鑑賞です

胃癌(st1)あるあるなど2

 

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胃のサイズも当社比1/3となれば、まあちょっとした不具合くらいはあって当然だし、その「たいしたことないけどしょっちゅう胃腸不良になる」状態自体にも慣れた。

「体調どう?」と聞かれて、ん?こないだのインフルのことかな、などと素で勘違いするくらいには。

ただ、たまに過剰(私的に)に心配されることもある。
枕詞のように体調を心配されたりすると、「大丈夫ですよー」と言いつつ、不安になったりする。

あれ…?私、復活してるよね…?みたいな。

そういう時に限って、「休職してのんびりしてさ、ストレス溜めない方が良いんじゃない」なんて、ぐうの音も出ない正論を言われるものだから、焦る焦るw

そりゃそうなんだけどさー…。

心配してくれてるから言えないのだけど、
休職してのんびりしてる間もお金はかかるわけで。生きてくためにはストレス溜めながらも仕事するしかないし、それが原因で再発するってんなら、もう仕方なくない?
って思ってんのよね。

でもまあ、みんな自分のことだけで精一杯っていうなかで、こんなに親身に心配してくれる友人がいることに、救われたりもする。

あいかわらず我侭で矛盾だらけですな。



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胃癌(st1)あるあるなど

 

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術後4ヶ月もすると、胃癌だったことなぞすっかり忘れてしまっている。
2〜3ヶ月ごとの検診もデフォルトになって、特筆することもないというか、特筆するような事態(再発)を一番恐れてるんだけど、
私のなんてことない日常を読んでくれてる人がいるので、コッソリ、更新していこうかなと思います。

今でこそ「癌になる」というのは「花粉症になる」レベルでよくあることだと認識してるのだけど、ついこの間までは、それはもう余命宣告のようなものだった。

実際、病理が重ければ余命宣告コースだったわけで、st1だと判明するまでは、確かに死の気配を身近に感じていた。
「生命は生まれた時から死に向かっている」ていうのはその通りなのだけど、実感したのは初めてだった。
メッセージ動画も撮ってみたし、親にも会っておいた。

だから、
そんなふうに非日常だったから、私は漠然と「術後は、生まれ変わったようなドラマチックな心境になるんじゃないか」と思ってたのだ。
「こんなに世界は美しい」つって、青き衣を纏いて金色の地に降り立つんじゃないかと。

で、まあ。
結果から言うと世界は1ミリも変わって見えなかった。

もちろん、現代医療を以てして日本で治療を受けられることや、先生方や家族、生還できたことへの嬉しさや感謝はあったし、今だってある。

ただ世界も私もほんっとにそのままで。むしろ私負傷してるし。

でも、その変わらなさ加減に、安心感を覚えてる。
私がちょっと腹から胃を出したくらいで、何も変わらない。
私の生活は、今までだらだら過ごしてきた40年は、そんなにカンタンなつくりじゃないしハリボテじゃないってことに、なんかちょっと、安心してる。


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3ヶ月ぶりのガガガ検査

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退院後の3ヶ月検査に行ってきました。

久しぶりの病院は、なんか懐かしかった。

「あーそうそう、放射線科行くときいっつも迷ってたっけ」
「造影剤の注射は1回は失敗するのがお約束」
CTスキャンはいつもガガガガガってうるさかったなあ」

癌発覚当時は重苦しい気分を引きずりながら院内をさまよってたけど、
なんだか感慨深くさえあった。

久しぶりに先生に会った。
相変わらず優しい感じで「良かったですね、心配ありません」といってくれて、心がじんわり暖かくなった。

病院帰り、入院中に病室の窓から眺めていた港のそばを通った。

あと5年。

あと5年、これを繰り返す。

先は長いけど、あの「心配ありません」を聞き続けられますように。


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癌とタバコと

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私は喫煙歴20数年で、人生の半分はタバコくわえてたわけです。
妊娠・授乳中は禁煙してたけれど、癌になっても結局手術前日までは喫煙してた。

喫煙者はみんなそうだと思うけど、実際に癌になるまでは
「喫煙は癌になる可能性を10%高めます」て言われたところで響きゃしないわけで、、。
そんな微妙な数値で禁煙しようと思うくらいならハナから吸ってないし。

でも胃癌になって、生存率とか再発率とか、客観視できる根拠が数値しかないと実感して以来「10%の重み」みたいなものを、こう、手に取れそうなくらいに感じるようになった。

私が5年後も、生きていられる確率は96%くらい。
私が5年後も、再発せずにいられる確率は85%くらい。
禁煙しなかったら、その数値に10が減算される。

禁煙して3ヶ月。
「もー10%くらいよくない!?」て、何回か禁煙失敗しそうになったけど、
たかがタバコのせいで
私ひとりならともかく家族を泣かせるわけにもいかないので、今日もノースモーキングワールドに在籍している。



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映画:古今東西ゾンビ映画

映画にしても何にしても「いちばんにやった奴が偉い」のは当たり前なんですけど、
ゾンビ映画で言えば
「いちばんに作った奴」はロメロ監督になるんでしょうか。
そもそものゾンビの元祖は、病人だったり密教だったりするのかもしれませんが、
「コミュニケーション不可、視力聴力嗅覚あり。動きは不安定で、人間を食べる」つー設定を確立したのはすごいですよね。

ところでゾンビといえば「なぜ人間を食べるか」「噛まれてどのタイミングでゾンビになるか」というテーマには各説あると思うけど、
私の中では「欠損パーツ補填説」で決着がついてます。

欠損パーツ補填説とは、ざっくりいうと、
「ゾンビ(死人)後は体が腐って欠損していくため、同成分である「人間の肉」を食べることによって、何らかの作用が起きて、欠損したボディパーツを補填することで生存しようとしている。食べてる訳じゃない」
という説です。自説です。

バイオハザードでは「人間の本能である『食欲』に特化したモンスター」説を採用してますけど、『食欲』はともかく『性欲』はどうなるんでしょうかね。
それも人間の本能なはずなんですけど。
ゾンビ同士がセックスしてない時点で矛盾してますよね。
そもそも『食欲』っていうなら、個体差がないとおかしいと思うんですよね。
私なんてもう41で「おなかすいたー!!なんか、なんかたべたい…!!」って時に、じゃあ肉食うかってなりませんし、
だいたい消化器官弱ってる時食欲わかないですし。
消化器官弱ってるっていうか、全滅してるんですけどゾンビは。

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ゾンビ映画は色々観たけど、
個人的にロメロゾンビが市民権を得たあとの、
・28日後…
ゾンビランド
・ゾンビクエス
・ゾンビーノ
・ショーンオブザデッド
バイオハザード(なんだかんだ言っといて)
このへんの一周回ったところのゾンビ映画が好きです。


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