胃癌(st1B)体験記、ときどき映画

42才、胃癌(st1B/印環細胞)体験記。趣味は映画鑑賞です

生還

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目が覚めた時、薄暗い病室で寝ていた。

医師も看護師も、待ってくれていたはずの家族もとっくに引き上げていて、窓の外が真っ暗だった。

ちょっと混乱した。というか、痛い。体が痛い。唇カッサカサ。口の中の水分吸い取られてるんだけど。私リッツでも食べた?

たまに来てくれる看護師さんに、時間を聞こう時間を聞こうと思っていたのだけど、
浅い眠りを繰り返して、何も聞けないまま朝を迎えた。



後日聞くと、手術は9時間くらいかかったそうです。

胃と胆嚢を切り取って、胃から腸へのルートをつなぐ。それから切り取った臓器周辺の癌細胞検査、転移の可能性があった肝臓のレントゲン検査もすべて終了して、ちゃ、ちゃ、と6箇所の傷を塞ぐ。

アクロバティックな医療技術の高さ。

ただ、ほんとにたまたま、今の日本に生きてたってだけで、こんな医療技術にあやかれた幸運さが、ひらすらありがたかったです。


↓ちょっと共感してもらえたら嬉しいです(*´Д`*)

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