胃癌(st1B)体験記、ときどき映画

42才、胃癌(st1B/印環細胞)体験記。趣味は映画鑑賞です

胃癌(st1)の生存率と再発率を医師に聞いてみた

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ネットやら専門書やらで調べたけど、「胃癌手術後の5年生存率」という統計はあっても「再発率」のエビデンスは見つけられなかった。
数十年にわたって術後患者の動向を追うだけでも大変なので、生存状態まではデータ化してないのかもしれない。(私が探しきれなかっただけかもしれません)

どうしても気になったので、退院前日、主治医に「再発率の割合」を聞いてみた。
その時の主治医の答えは、
「5年後に亡くなってる人はつまり再発したということ。
ただ、再発後、治療して生存している人は亡くなってる人よりも多い。
亡くなってる人の割合が4、5%なら、それに+10%くらいの割合が再発&生存と考えられる。
さらに、このデータ自体が10年以上前のものなので、医学の進歩とともに全体的な癌患者の生存率も向上してるだろう」
とのこと。


5年間、再発せずに生き延びる。

確率でいえば可能性は高い。高い、というより完全に狙える数字だ。
betするものが自分の命じゃなきゃ、全賭けしてもいい。

安堵も、諦念も、「デスコースまだ残ってんじゃねーか」という落胆も、ごちゃまぜになって、
それでも、ほっとした。

先生、ありがとうございました。


「st1の胃癌なんてよくあること。5年生存率は96%」

統計的にもそうだし、医師も言ってる。もちろん私もそう思ってる。
ただ、ふと、休みの日にひとりでぼんやり歩いてる時なんかに、
たまに「私みたいな元癌保有者が20人位いたとして、そのうち1人は5年以内に死ぬかもしれないんだな」って、漠然と思う。
それが恐怖なのか諦念なのかなんなのか、あるいはほっとしているのか、
今だにじぶんでもよくわからない。


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